オーラルコンパス
Oral Compass 三次元咬合測定器)を使った計測

 

■ 症例

咬みあわせがいかに大事かというケース


上顎


下顎

噛み合わせがいかに大事か、というケースが最近ありました。

こちらの患者さんは、18年前に無歯顎(むしがく:歯が1本もない状態)になったそうです。近くの医院で最近入れ直したらしいです。

このように上の顎も下の顎も見事に顎堤(がくてい:歯槽骨と粘膜によって形成されている堤状)が残っています。

ところが、上の顎堤は面積が大きいので入れ歯は安定しているのですが、下の入れ歯はいつもうまく咬めないで下の義歯だけをいくら作り直してもうまくいかず、大変落ち込んでおられました。

噛み合わせに問題があったようです。

 

オーラルコンパス(尼崎の西浜先生考案)を用いて計測

以前の入れ歯


正面から見ても


側面から見てもずれています。

新しい入れ歯


正面 これで正常です

この歯で満足して貰いました

 

このオーラルコンパスを使用している人はまだ少数です。

 

オーラルコンパスの説明


正面と側面 2次元


立体 3次元

正常な噛み合わせの場合、噛む力が額(ひたい)の前頭洞点に集まります。

 

曲げモーメント(曲げ応力)の発生

こちらの患者さんは、自分の歯ですが、このようにズレていると曲げモーメント(曲応力:まげおうりょく)が発生します。

そのため頸椎に異常が出てきます。結果、肩こりや腰痛など不定愁訴が発生することがあります。

計測

このように計測します。

噛み合わせの精度を高めるため、当医院は常時これで計測をしております。

 

 

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